こんにちは、総合調査事務所アイスターオフィスです。今回は、対象者の警戒が強い場合の調査について、詳しくご説明させていただきます。

  • 自分で尾行してしまい、相手に気づかれてしまった…
  • 友人に協力してもらって張り込みをしたら、バレてしまった…
  • 以前、探偵に依頼したことが発覚してしまった…

このような経験をされた後、改めて探偵による調査をご検討されている方も少なくありません。

今回は、そのような状況での調査の難しさと費用への影響について、実例を交えながらご説明いたします。

警戒心の強い対象者への調査の難しさ

睨む男性

プロの探偵による調査であっても、対象者の警戒心が強い場合は、通常以上の細心の注意と高度な技術が必要となります。

調査事例:警戒心の強いAさんのケース

ある日、40代の女性から浮気調査のご依頼がありました。ご主人は、奥様が何度か尾行を試みたことで極度の警戒心を持つようになっていました。

外出時は常にバックミラーを確認し、時には急な進路変更や停車を繰り返すなど、典型的な撒き行動を取るようになっていたのです。

このケースでは、通常の2倍の調査員を配置し、より慎重な調査計画を立てる必要がありました。その結果、調査費用は当初の見積もりよりも30%ほど高くなりましたが、無事に証拠を押さえることができました。

調査事例:管理職Bさんのケース

50代前半の女性からのご依頼でした。夫は会社の人事部長として、社員の勤怠管理や監視カメラの運用にも関わる立場にありました。1年前に別の探偵事務所に依頼した際、調査が発覚し、夫から強い抗議を受けた経験がありました。

夫は日頃から防犯や監視のノウハウに精通しており、自分の行動を監視されることに対して極めて敏感でした。一度でも不審な様子を察知すると、写真を撮影して記録を残すほどの用心深さでした。

このケースでは、不規則な予定が多い夫の行動パターンを、2ヶ月かけて丁寧に分析。

その結果、夫が定期的に通っているスナックの女性と不適切な関係が判明。確実な証拠を収集することができました。調査費用は通常の2.5倍ほどになりましたが、依頼者からは「十分な証拠が得られて本当に良かった」と高い評価をいただきました。

調査事例:元警察官Cさんのケース

50代の女性から、元警察官の夫の浮気調査依頼がありました。対象者は警察官時代の経験から、プロの尾行テクニックを熟知しており、極めて警戒心が強い状態でした。

以前に別の探偵事務所に依頼した際は調査が発覚し、夫婦関係が一時的に悪化したという経緯もありました。外出時は必ず迂回路を使用し、有料パーキングに駐車し歩いて移動します。途中、何度も立ち止まって周囲を確認するなど、かなりの警戒行動が見られました。

このケースでは、通常とは全く異なるアプローチを取る必要がありました。調査員を倍以上に増員し、各ポイントに配置し定点監視を採用。また、無理をせずに行先のマンションを数回にわけて判明しました。また、調査期間も長めに設定し、対象者の警戒が緩んだタイミングを慎重に待ちました。

調査開始から1ヶ月後、ようやく対象者の不審な行動を発見。郊外のマンションで30代の女性と会っている証拠を収集することができました。このケースは通常の2倍近い費用となりましたが、確実な証拠を入手できたことで、その後の話し合いでも有利に進めることができました。

調査費用が高くなる理由

探偵の撮影

警戒心の強い対象者への調査で費用が高くなる主な理由をご説明します。

1. 調査員の増員が必要

警戒心の強い対象者は、わずかな違和感にも敏感に反応します。そのため、一人の調査員が長時間追跡することは発覚のリスクが高くなります。複数の調査員が交代で追跡することで、発覚のリスクを最小限に抑える必要があります。

2. 高度な調査スキルが必要

警戒心の強い対象者への調査は、豊富な経験と高度なスキルを持つベテラン調査員が必要となります。通常以上に細心の注意を払い、より高度な技術を駆使して調査を行うため、必然的に費用は高くなります。

3. 調査期間の長期化

一度の調査で十分な証拠が得られない可能性が高くなるため、複数回の調査が必要になることがあります。また、警戒心を緩めるための時間も必要となり、全体の調査期間が長くなる傾向があります。

警戒が強い場合の調査中止について

拒否

場合によっては、調査の中止をご提案させていただくこともあります。これは、以下のような理由からです。

  • 調査が発覚した場合、再調査が極めて困難になる
  • 家庭生活や将来的な話し合いにマイナスの影響を与える可能性がある
  • 対象者の過剰な警戒により、事故などのリスクが高まる

このような場合、「今すぐに調査をしたい」という気持ちはよく理解できますが、いったん時間を置くことをお勧めすることもあります。

より良い調査のために

握手

警戒心の強い対象者への調査を成功させるために、以下のようなアプローチを取ることがあります:

事前の綿密な計画を立てる

対象者の行動パターンや警戒の程度を詳しく分析し、最適な調査計画を立てます。下見調査の段階で、お客様からの情報と実際の状況に違いがないかも慎重に確認します。

お客様との信頼関係

調査を成功させるためには、お客様と探偵事務所との信頼関係が不可欠です。状況を正確に把握するため、警戒心を持つに至った経緯なども含め、できるだけ詳しい情報をお聞かせいただければと思います。

最後に

対象者の警戒心が強い場合の調査は、確かに通常より困難で費用もかかる場合が多くなります。しかし、適切な計画と対策があれば、十分に成果を上げることは可能です。

私たちアイスターオフィスは、お客様一人一人の状況に合わせた最適な調査プランをご提案いたします。警戒心が強い対象者への調査でお悩みの方は、まずはご相談ください。経験豊富なスタッフが、丁寧にお話をお聞きした上で、実現可能な調査プランをご提案させていただきます。

あなたの心の平穏を取り戻すため、私たちができる最善の方法を一緒に考えていきましょう。