こんにちは、総合調査事務所アイスターオフィスです。
今回は、浮気・不倫問題で多くの方が直面する「生活費と養育費の確保」について、具体的な対応方法をご説明します。
目次
生活費・養育費確保の重要性

配偶者の浮気・不倫が発覚した場合、まず考えなければならないのが今後の生活設計です。特に子供がいる場合や専業主婦の方は、経済的な問題が死活問題となります。しかし、法律は家族の生活を守るための規定を設けています。
夫の法的義務

婚姻関係が継続している限り、たとえ別居状態であっても夫には扶養義務があります。これは法律で定められた義務であり、「別居しているから支払わない」という主張は認められません。夫婦間での話し合いができる場合は、以下の項目について具体的な金額を決めましょう。
- 基本的な生活費
- 子供の養育費
- 教育費
- 医療費
- その他必要経費
生活費確保の具体的な手順

話し合いによる解決
まずは冷静な話し合いを試みることが重要です。必要な生活費を具体的に計算し、毎月の支払額と支払方法を決めます。
調停の申立て
話し合いで解決できない場合は、家庭裁判所に調停を申し立てることができます。調停では、双方の収入や生活状況を考慮して適切な金額が提示されます。
審判による解決
調停で合意に至らない場合は、裁判所による審判に移行します。審判では、より詳細な生活状況の審査が行われ、法的な拘束力のある支払額が決定されます。
強制執行
審判で決定された金額が支払われない場合は、給与差し押さえなどの強制執行も可能です。
具体的な対策と準備

収支の確認
- 毎月の必要経費の洗い出し
- 今後の収入見込みの確認
- 預貯金などの財産状況の確認
証拠の収集
- 夫の収入に関する資料
- これまでの生活費の記録
- 子供の教育費などの支出記録
専門家への相談
- 弁護士への相談
- 家庭裁判所での手続き確認
- 福祉関係機関への相談
生活を守るための緊急対応

裁判所での手続きには時間がかかることがあります。その間の生活を守るため、以下のような対策を検討しましょう。
緊急時の資金確保
- 親族からの一時的な援助
- 福祉制度の利用
- 生活資金の貸付制度の活用
収入確保の方法
- パートタイム就労の検討
- 職業訓練制度の利用
- 資格取得の検討
支出の見直し
- 固定費の見直し
- 生活費の節約
- 不要な支出の削減
事例

事例1:専業主婦からの相談
依頼者 | 35歳女性(専業主婦・子供2人) |
状況 | 夫の不倫発覚後、夫が突然家を出て、生活費の支払いが途絶えた。 |
対応 | 調査で夫の勤務先と収入を確認 弁護士と連携し、婚姻費用の調停を申立て |
結果 | 月額30万円(生活費20万円、養育費10万円)の支払いが決定。夫の給与からの直接振込で安定した受け取りが実現。 |
事例2:共働き女性の事例
依頼者 | 42歳女性(パート勤務・子供1人) |
状況 | 夫の不倫が発覚。別居を決意したが、自身の収入だけでは生活が厳しい。 |
対応 | 夫の収入と生活費の実態を調査 話し合いによる解決を提案 |
結果 | 別居中の生活費として月額15万円の支払いで合意。養育費は学費を含め月額8万円を確保。 |
事例3:高額所得者の妻からの相談
依頼者 | 45歳女性(専業主婦・子供3人) |
状況 | 経営者の夫の不倫が発覚。高額な生活水準の維持が困難に。 |
対応 | 企業の経営状況も含めた包括的な調査 弁護士を交えた交渉 |
結果 | 月額70万円の婚姻費用(生活費45万円、養育費25万円)が認められ、子供たちの私立学校継続が可能に。 |
事例4:定年間近の夫婦の事例
依頼者 | 58歳女性(パート勤務) |
状況 | 定年を控えた夫の不倫発覚。退職金や年金の取り扱いに不安。 |
対応 | 夫の退職金見込額の確認 将来の年金受給額も考慮した生活設計の提案 |
結果 | 当面の生活費として月額20万円、退職金の40%を受け取ることで合意。 |
事例5:シングルマザーへの移行事例
依頼者 | 39歳女性(専業主婦・子供1人) |
状況 | 夫の不倫を機に離婚を決意。今後の生活設計に不安。 |
対応 | 養育費の算定根拠を明確化 就労支援制度の紹介 |
結果 | 養育費月額8万円の確保 職業訓練給付金を活用した資格取得 パート就労開始で経済的自立への道筋をつける |
アイスターオフィスからのアドバイス
浮気・不倫問題に直面した際は、感情的になりがちですが、まずは冷静に経済面での対策を考えることが重要です。私たちの調査結果は、必要に応じて法的手続きの証拠として活用することができます。
一人で悩まず、まずはご相談ください。アイスターオフィスは、あなたの新しい人生のスタートをしっかりとサポートいたします。