- 「お金さえ支払えば、何でも受けてくれるの?」
- 「誰のことでも調べてくれるの?」
- 「このようなことを、依頼できるのかわからない」
- 「このような条件で、依頼できないかな?」
探偵に依頼すれば、何でも引き受けてくれると間違ったイメージをお持ちの方もいらっしゃると思います。
探偵業法が施行される前までは、そのような傾向がありましたので、そのように思うことも仕方がないかもしれません。
しかし一般的な探偵社では、探偵業法を順守し適正な業務を行っていますので、依頼があれば何でも引き受けるようなことはありません。
では、どのようなケースが調査をお受けできないと判断されるのか挙げてみますので、調査依頼の参考にしてみてください。
慌てて契約、契約書なし、電話にて口頭契約は注意
電話だけの口頭契約で調査をご希望されてるお客様の多くは、「今すぐ調査現場に来て調査をしてほしい!」と願うお客様が多いです。
調査のご依頼は、お客様と面談にて打ち合わせを行い、お客様に契約内容の説明をして調査委任契約書を作成しなければありません。
ですから電話だけの口頭契約で調査を引き受けることはありません。電話だけの調査契約は、探偵業法としてもできないことになっています。
新規のお客様の緊急調査の依頼事例
![イライラする男性](https://istar-office.com/wp-content/uploads/2022/02/iraira_R.jpg)
お客様からの緊急調査のご要望にお応えしたところ、トラブルが発生した事例をご紹介いたします。
事前のご予約がなく、お客様からの緊急連絡にお応えして調査現場に向かい調査すること。事前に調査契約をしていることが原則。
- これから女性と会うみたいです。調査をお願いできますか?
- 夫から帰りが遅くなるとの連絡がありました。会社から監視できますか?
例えば、契約に関するトラブルになる原因のひとつに、「時間がないから…」と曖昧なお話しの中で調査契約をすることが挙げられます。
新規客の緊急調査事例:ラブホテルから出てくる妻を撮って欲しい!
![](https://istar-office.com/wp-content/uploads/2022/02/male-c03.png)
新規のご相談のお客様より、深夜時間帯にお問い合わせがありました。
そのお客様は、男性の既婚者でラブホテル前から慌てた様子で電話をかけてきました。「妻がオトコとラブホテルに入っている!今すぐ調査をしてほしい!相手のオトコのことも調べてほしい!」とのこと。
探偵業者側は、契約をしていないのでできない旨を伝えると、お客様は、「ラブホテル前の現地で契約書にサインする。今すぐ来てほしい…。」とのこと。
探偵業者は、調査員の確保ができない中でも、できる限りのことをやってみることを伝え、一人で現地に向かい、ホテルから出てくる前に急いでお客様と契約した。
結果的には、下見調査や準備不足が理由から、お客様が望む成果を挙げられなかったが、私たちは稼働したので調査料金を請求した。
お客様は、成果を得られず調査料金が請求されたことに納得いかないとのこと。
調査料金が請求されるのが納得いかないお客様
お客様は、プロの探偵だから成果を挙げられるはずだ!と強く期待していました。
また、状況から推測すると、お客様は正常な精神状態ではなかったので、コミュニケーション不足だった可能性もあります。
しかし、探偵業者側は、「調査体制も整えることもできず準備もできなかったし、できる限りのことをやってみるとの話での調査だったので、失敗することは仕方がないことでしょう。契約もしているし、返金は考えていません。」
チャンスと思っていても、慌てて依頼するとトラブルになることも
私たちにも、稀に新規のお客様より緊急調査のお問合せをいただきます。
お気持ちはわかるのですが、トラブルになるケースが高いのでお断りしております。
お客様には、次の機会に向けて調査に備えた方が良い旨をお伝えしています。
私たちがお応えしている緊急調査は、事前に契約しているお客様にお応えしているものです。
なぜなら、状況や対象者の情報も少なくわからない調査を、準備不足のまま行き当たりばったりで調査をすることは、調査の失敗を誘発しかねません。
状況によっては、調査発覚やトラブルにもなりかねないのです。
ですから、新規のお客様には、現場から緊急調査を依頼するのではなく、事前に調査の依頼をすることをお勧めします。
探偵がお受けできない調査依頼とは
弊社では、法律を遵守し業務を行っておりますので、下記の調査についてはお断りさせていただきます。
- 犯罪目的や社会的差別に利用する目的
- ストーカー行為に利用する目的
- 配偶者からの暴力防止及び被害者保護を脅かす所在調査
- 盗聴・盗撮行為目的
- 別れさせ・復縁・復讐工作
- その他公序良俗に反する目的
ご依頼内容によってはお受けできない調査依頼とは
物理的・状況的に調査が不可能な場合
お客様からの詳しいお話をお聞きした上で、調査が不可能と判断されることについてはお断りさせていただきます。
- 過去にパートナーが浮気していたことの証拠収集
- 撮影不可能と判断される状況での撮影
- 特定できていない対象人物に関する調査など
お客様のご要望にお応えできないと判断される場合
私たちは、お客様からのご依頼を責任を持ってお受けするために、下記の該当するケースにはお応えできないと判断する場合もございます。
- 一般常識的にお応えできない内容の調査依頼
- 強度の精神疾患と判断されるお客様からのご依頼
- 情緒不安定でコミュニケーションがとれないお客様
- 連絡手段が困難なお客様
- 他の探偵社と並行して調査を依頼されている状態
- 現在、お受けしている調査案件のお客様へのサービスに支障があると判断される場合
最後に
私たちは、お客様にご満足していただけるように努める中、誠実に責任を持ってお受けするには、お応えできないことやお受けできないと判断しなければならないこともございます。
ですが基本的には、ほとんどそのようなことありません。
お受けしたご依頼については、責任を持ってお応えしますので、お気軽にお声がけいただけたらと思います。