こんにちは、総合調査事務所アイスターオフィスです。探偵による調査を検討されている方々にとって、使用される機材や技術について知ることは、適切な事務所選びの重要な要素となります。

今回は、総合調査事務所アイスターオフィスが採用している調査技術、特にカメラ選択の理由と、依頼を考えている方々への注意点をお話しします。

探偵が使用するカメラの種類

一眼レフカメラ

探偵が使用するカメラについて、皆様はどのようなイメージをお持ちでしょうか。実際には、以下のようなカメラが使用されています:

  • デジタルカメラ(一眼)
  • デジタルカメラ(コンパクト・ネオ一眼)
  • ビデオカメラ(4K・HD)
  • アクションカム
  • 偽装型カメラ

これらの中で、業界の主流はビデオカメラです。しかし、最近ではデジタル一眼カメラを使用する探偵も増えてきています。当社アイスターオフィスでも、デジタル一眼カメラをメインカメラとして採用しています。

業界の主流:ビデオカメラのメリットとデメリット

ビデオカメラが業界の主流である理由には、いくつかのメリットがあります:

  • 小型で持ち運びに便利
  • 昼間の撮影ではAUTOモードで簡単に使用可能
  • 動画撮影に優れている

しかし、ビデオカメラにはデメリットもあります:

ビデオカメラの画質のデメリット
  • 動画は綺麗な感じがしても、静止画にすると画像が比較的粗くて汚い。(特にスタンダート機種の画質)
  • ズーム撮影をすると、デジタルズームで粗い画質になる。(対象者の顔がつぶれてわからないことも…)
  • 夜間の撮影はとても暗く、黒い影しか写らない。
  • 郊外や住宅街の明るさが少ない場所では、黒つぶれで何が写っているのか、わからない画像も多くなる。

特に、証拠として使用する静止画の質が重要な探偵業務において、これらのデメリットは無視できない問題となります。

デジタル一眼カメラを選択する理由

撮影する探偵

当社がデジタル一眼カメラを選択する主な理由は、画質の良さです。具体的には以下のような利点があります。

  • 高解像度の静止画が撮影可能
  • 光学ズームによる高画質なズーム撮影
  • 夜間や低光量環境での優れた撮影能力
  • 様々な撮影状況に対応できる豊富なレンズ選択肢

これらの特徴により、証拠として十分な品質の写真を撮影することが可能になります。

アイスターオフィスでは、現場の状況に合わせて、デジタル一眼カメラのメイン機とサブ機を使い分けて使用するのが基本です。カメラの特徴から調査スタイルも変わります。札幌エリアの一部の同業者間では、撮影に関して共通の考えからデジタル一眼を使用する探偵が増えてきています。

証拠として有効な写真の条件

不倫カップル

弁護士の方々によると、証拠として有効な写真には以下のような条件があります。

証拠写真として良い例
  • 人物が鮮明に写っている
  • 顔がはっきりと識別できる
  • 撮影日時が明確
  • 場所や状況が分かる

逆に、以下のような写真は証拠として使用できない可能性が高くなります。

証拠写真としてダメな例
  • 黒つぶれやボケなど、不鮮明でハッキリわからない写真
  • 後姿の写真だけ
  • 顔が写っていない。顔がわからない写真
  • 車(建物)だけの写真
  • 撮影日時が不明

カメラ技術が調査結果に与える影響

カメラ技術の選択は、単なる機材の問題ではありません。適切なカメラと撮影技術を使用することで、以下のような利点があります。

  • 証拠として採用される可能性が高まる
  • 調査の成功率が向上する
  • 再調査の必要性が減少し、依頼者の費用負担を軽減できる
  • 法的手続きにおいて有利に働く可能性がある

一方で、不適切なカメラ選択や撮影技術は、調査結果の信頼性を低下させ、再調査の必要になる可能性があります。

調査事例:証拠写真の重要性

弁護士

探偵の調査において、証拠写真の質が結果を左右することがあります。以下に、実際にあった事例をご紹介します。

事例1:弁護士から証拠写真が不鮮明で再調査を勧められた事例

Aさん(35歳・女性)は、夫の不貞行為を疑い、ある探偵事務所に調査を依頼しました。調査の結果、夫が他の女性と頻繁に会っている様子が確認されましたが、提出された報告書の写真が不鮮明でした。

Aさんが離婚協議のために弁護士に相談したところ、「これらの写真では証拠として不十分です。人物の特定が困難で、法的手続きでは使えません」と指摘されました。弁護士は、より鮮明な証拠写真を得るために再調査を勧めました。

結果的に、Aさんは別の探偵事務所に再調査を依頼することになり、追加の時間と費用が必要となってしまいました。

事例2:報告書の対象者や浮気相手の顔が不鮮明で心配になり、当社に相談に来た事例

Bさん(42歳・男性)は、妻の素行に不安を感じ、ある探偵事務所に調査を依頼しました。調査報告書には妻が見知らぬ男性と会う様子が記録されていましたが、写真が不鮮明で顔の特定が困難でした。

不安を感じたBさんは、セカンドオピニオンを求めて当社に相談に来られました。報告書を拝見したところ、確かに証拠として使用するには不十分な画質でした。

結果的に、Bさんは当社に再調査を依頼され、法的手続きにも使用可能な明瞭な証拠写真を入手することができました。

探偵事務所選びのポイント

探偵事務所を選ぶ際には、以下のような点に注目することをおすすめします:

  • 使用するカメラの種類と品質
  • 証拠写真のサンプルの確認(可能な場合)
  • 調査員の技術や経験
  • 過去の成功事例
  • 料金体系の透明性
  • 顧客サポートの質

特に、「証拠写真の鮮明さ」は重要なポイントの一つです。事前に探偵事務所の方針や使用機材について確認することで、より良い選択ができるでしょう。

よくある質問と回答

Q
デジタル一眼カメラを使用する探偵事務所は費用が高いのでしょうか?
A

そんなことはありません。調査費用とは関係ありません。

Q
ビデオカメラを使用する探偵事務所は信頼できないのでしょうか?
A

そういうわけではありません。ビデオカメラでも十分な証拠を得られる場合もあります。ただし、ビデオカメラ1台で探偵事務所を営んでいる方は、多少心配かも知れません。使用する機材や撮影技術について、事前に確認することをおすすめします。

Q
探偵事務所に依頼する前に、自分で証拠を集めることはできますか?
A

法的に問題のない範囲で証拠を集めることは可能です。ただし、技術や経験がない場合、十分な証拠を得られないことだけではなく、パートナーに警戒心を与えることにもなりかねないので、探偵に調査をお考えであれば、セルフ浮気調査はおすすめできません。

まとめ:質の高い証拠収集の重要性

探偵による調査において、質の高い証拠収集は非常に重要です。デジタル一眼カメラの使用は、その一つの手段に過ぎません。しかし、適切な機材選択と高度な撮影技術の組み合わせにより、依頼者にとって有利な証拠を得られる可能性が高まります。

探偵事務所を選ぶ際には、使用する機材だけでなく、調査員の経験や技術、事務所の方針なども総合的に判断することが大切です。そして、自分の状況に最も適した事務所を選ぶことで、より確実な調査結果を得ることができるでしょう。

当社アイスターオフィスでは、最新のデジタル一眼カメラと熟練した調査技術を組み合わせ、依頼者の皆様に品質の高い調査結果をお届けすることを心がけています。調査に関するご質問や依頼のご相談は、お気軽にお問い合わせください。私たちが全力でサポートいたします。