①調査依頼の背景
中学生と高校生の子どもを持つ会社勤務の女性から依頼がありました。夫は2年ほど前から単身赴任中で、当初は2週間に1度の頻度で帰宅していましたが、最近では2か月に1度まで減少していました。
依頼者が不審に思い、事前連絡なしに夫の単身赴任先のアパートを訪ねたところ、以下の状況が確認されました。
- 室内灯が消えていた
- 駐車場の除雪がされていなかった
- 郵便物が溜まっていた
夫に問い詰めたところ、離婚を切り出されましたが、女性の存在は認めませんでした。依頼者は女性の存在を確信しており、交際が確認できれば慰謝料を請求したいと考えていました。
②調査内容
依頼者の話から、交際相手の女性の存在が強く疑われる状況でした。以下の調査を実施することになりました。
- 夫の実際の居所の特定
- 女性との同棲の確認と、慰謝料請求のための確実な証拠の収集
- 交際相手の女性の身元特定
調査スケジュールは調査員に一任していただきました。
調査プラン | 着手金+成功報酬プラン |
調査期間 | 約一か月 |
③調査結果
調査の結果、以下の事実が判明しました。
夫の居所:
- 基本的に単身赴任先のアパートには帰宅せず、女性のアパートに帰宅していました。
- ただし、雪が積もった際には単身赴任先のアパートの除雪もしていました。
交際相手の情報:
- 小学生の子どもを持つシングルマザーでした。
- 氏名と住所(部屋番号)・使用車両・勤務先を判明しました。
交際状況:
- 週末に女性や子どもと外出する様子が確認されました。
- 女性宅が夫の生活の拠点(同棲状態)となっていることが確認されました。
- 女性の居住先の宿泊状況を3泊分押さえました
これらの状況を写真や動画で記録し、慰謝料請求のための確実な証拠として保全しました。
④調査後の対応
調査結果を受けて、依頼者は以下の行動を取りました:
- 交際相手の女性と示談交渉を行いました。女性は夫との交際を認め、慰謝料を支払いました。
- 夫との離婚を決心しましたが、条件が合わず弁護士に依頼しました。
現在の状況:
- 夫は依然として単身赴任中で別居状態が続いています。
- 最近になって夫が夫婦関係の修復を求めてきていますが、依頼者は夫への信頼を失いました。
- 条件が整い次第、離婚する予定です。