探偵に調査を依頼したいけど、自分の名前や住所を知られるのが恥ずかしい。
このように考える人は多いものです。
特に、配偶者の浮気や子供の素行調査など、人に打ち明けることに抵抗のある相談内容であればあるほどその傾向は強くなります。
でも、実際に匿名で依頼をすることは可能なのでしょうか?
恥ずかしい、ばれたくないという思い
探偵に匿名で相談や依頼をしたいと思う人は、「恥ずかしい」という思いと「ばれたくない」という思いがあるからだと思います。
「恥ずかしい」という感情に関しては、探偵は慣れていますのでそこまで気にしなくて構いません。
「周囲や本人(調査対象者)にばれたくない」と強く思っている人もとてもたくさんいらっしゃるでしょう。
確かに、例えば夫の浮気調査を探偵に依頼したら、
- 夫にそのことがバレてしまい調査がうまくいかなかった。
- 事実があいまいになり夫婦関係に亀裂が入った。
というケースもあります。
ただこういった場合、ばれるきっかけとなるのは探偵の行動ではなく、相談者の態度や言動が原因となることがほとんど。
浮気調査を依頼したことでソワソワし、いつもと違う態度になれば相手も「あれ?」と思うはずです。
また探偵と電話やメールでやり取りすることもあると思いますが、それに対して疑いの目を向けられることもあります。
探偵はプロですから、対象者に気づかれるような行動は一切しません。
だからこそあなたもその調査を邪魔せずに、ある意味演技をすることも大切なのです。
あなたの思いをぶつけてください
優良な探偵事務所に匿名で依頼をすることはできません。
しかしあなたの「恥ずかしい」「ばれたくない」という思いはぶつけても構いません!
「本当は匿名で依頼したかったのですが…」と言えば、その思いにも寄り添ってくれるはずです。
相談者の悩みやトラブルを解決するために探偵は力をお貸しします。
探偵はあなたが心から安心して相談、依頼ができる存在だと考えてくださいね。
「匿名で相談を受け付けます」の本当の意味
探偵事務所によっては、匿名で相談を受け付けているところもあります。
これだけ聞くといかにも匿名で調査をしてもらえるように思えるかも知れません。
しかしこの場合は、
「相談」までは匿名でもかまわないけれど、正式に「依頼」となればちゃんと個人情報をお聞きしますよ。
という意味なのです。
なぜなら、探偵には「探偵業法」の第七条により、依頼者が調査によって知り得た情報を悪用しないよう、誓約書を書いてもらう義務が課せられているからです。
たとえば、配偶者の浮気相手を恨んで、調査で知った個人情報をばらまくなんてことは十分に考えられますよね。
これを防ぐため、依頼者の名前や住所などを書類として残す必要があり、偽名を使ったり、実際には住んでいない住所を書いたりすることは許されません。
もし、匿名でもいいですよ!と言われたら
こんなことを言う探偵事務所が存在するとは思いたくありませんが、実際には法の目をかいくぐってこのような依頼を受けてしまうところもないわけではありません。
しかし、ストーカーに依頼されて被害者の引っ越し先を教えてしまったり、詐欺の片棒を担いでしまったりと、なにかと問題が起きる可能性が高いものです。
このようなことをするのはよほどいい加減か、相当にお金に困っている探偵事務所であると思って間違いないでしょう。
身分を明かすことには抵抗があるかもしれませんが、トラブルに巻き込まれることを防ぐため、きちんとした探偵事務所に依頼するようにしましょう。
まとめ
いくら相手が探偵とはいえ、プライベートな相談をするのは勇気がいるものです。
でも、相手は日頃ご依頼者様の相談に乗っているプロです。
恥ずかしい思いをさせられることはないので、思いきって相談してみてください。
一人で悩むよりも、問題解決の可能性はぐっと高くなります。